TV安倍&日本国営放送?

テレビ朝日衆議院解散後の昨年11月24日に放送した「報道ステーション」でのアベノミクスに関する報道に対し、自民党が「公平中立な番組作成」を要請する文書を出していた。要請書は自民党の福井 照・報道局長名で『アベノミクスの効果が大企業や富裕層のみに及び、それ以外の国民には及んでいないかのごとく断定する内容』と批判した。それに対して《もういっそテレ安倍作れ見比べたい》と、朝日川柳(西木空人選)の埼玉県・飯塚瑠美氏だけが、つぶやいた。

おなじような安倍政府のマスメデイア干渉は、NHKのニュースウヲッチ9の大越キャスター、突然の降板事件である。大越キャスターは、ニュースの末尾に独自の見解をさしはさむ、政府見解をそのままたれ流すNHKキャスターのなかではきわめて異色な、本来のキャスターらしいキャスターであった。特定秘密保護法原発再稼働に批判的ととれる意見を述べたことが、安倍政府の癇にさわったのであろう。朝日川柳(西木空人選)の神奈川県・河本一男氏は《変わりますNHKからNKH》すなわち"日本放送協会"から"日本国営放送"へ変わります、とつぶやいている。