2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

忘却こそ被災者の危機ー中井久夫ー

忘却こそ被災者の危機 「誰かいてくれる」だけで意味―中井久夫さん・精神科医―東日本大震災に、私たちはどうたち向きあえばいいのだろう。阪神大震災を経験した精神科医の中井久夫さん(77)に尋ねた。 (聞き手・高津祐典) 朝日新聞・'11/03/15関西の人間が、…

東電と政府は、廃炉をおそれて、米国の支援を拒否したのか?

郡山市長は、3月19日、午後2時から郡山市災害対策本部(開成山野球場内)おいて、原発事故に対する市長記者会見をおこなって政府と東電を痛烈に批判した。 郡山市災害対策本部 本部長 原 正夫 郡山市長より 原発事故に関しましては、今日まで、国と東京電力…

領土問題は塗り絵ではない

黒岩幸子が、いわゆる北方領土問題について私の視野狭窄をいっきょに広げてくれた、画期的な意見を述べているので、以下に、引用する。 ー朝日新聞'11/02/19オピニオン厳冬の日ロ・耕論ー ロシアは、日本との領土交渉から降りてしまった。菅直人首相や前原誠…

吉本隆明の読み方ーレーニン『国家と革命』ー

吉本隆明が、朝日新聞2011年3月20日の読書欄に、レーニンの『国家と革命』について、若年の私が見落としていた、瞠目すべきことを書いている。 レーニンは、ロシアに本当の意味でマルクス主義の社会が成立するなら、その時は共産党は解散しようと『国家と革…