感動コンテンツに毒された社会

堀越英美著『不道徳お母さん講座』への寺尾紗穂の書評のタイトルに刺激されたエッセイである。

そういえばTV番組に¨感動コンテンツ番組¨がいかに多いことか。「クールジャパン」、「和風総本家」、「人生の楽園」、「世界!ニッポンに行きたい人応援団」、「ヒャッキン!世界でお試し」、「鶴瓶の家族に乾杯」、ちょっと思いついただけでもこんなにもある。

タモリは「鶴瓶の家族に乾杯」を偽善芸の極致だと批評したが、感動コンテンツ番組にはおおかれ
すくなかれ、そういう傾向があるのではないだろうか。