マスメデイアは元貴乃花親方を甘やかしすぎてはいまいか

 第一に、マスメデイアは、元・貴乃花は大横綱だったというが、とんでもない。同部屋に横綱大関、関脇、小結がいたからである。

 ここ二年に起きた貴ノ岩にからむ訴訟事件に関しても、果たして本人の意志だけだろうか。すくなくとも、最初の仕掛け人は、貴乃花親方の意向であり、あきらかに日馬富士と伊勢ケ浜親方をおとしめようとしており、貴ノ岩はそのために利用されたのである。それが証拠に降格されて、引退し部屋を閉鎖したではないか、どこまでも弟子を守るつもりならば、歯をくいしばっても部屋をのこしたはずではないだろうか。

 貴乃花親方に見捨てられた貴ノ岩は、モンゴルでの親族へのバッシングに耐えられず、ついに訴訟をとりさげざるをえなかったのである。

 元・貴乃花は、マスメデイアにたいして、常に弟子には礼節を重んじるように教育したといっているが、果たして、彼自身が弟子たちの見本になったのであろうか。元・兄弟子の安芸乃島たちにいわせると、番付の地位があがると、兄弟子への敬意を全くしめさなくなったというからである。

 元・貴乃花親方は、貴ノ岩がたよってきても、今後、電話には出ないし、10年間は会わないし、援助もしないと広言してはばからない。マスメデイアはこんな男を持ち上げるのは、いい加減にしてほしいのだが。